盛夏と邪気を乗り越え、自分にご褒美温泉旅行。ゆったり、湯船に身を任せば息災への感謝と六甲山からの清風に一足早い秋の訪れを感じられることでしょう。見上げれば、さやけく仰ぐ秋の月が輝いています。屋上から月の軌跡を追いかけていると、秋風が心地よく、火照った体を冷まします。
お食事は、旬を迎えた名残りの夏素材とこれから旬を迎える初秋の素材で器を彩り、目に鮮やか、そしてハッとする献立で優しくおもてなします。調理長からのサプライズもご用意しています。

*蒼月とはひと月に二度来る満月ブルームーン。見ると幸せになると言われています。暦の上でのいちばん最近起こったブルームーンは、2020年のハロウィン(10月31日)。次は2023年8月30日(水)に現れます。

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献立

  • 先付

    一葉知秋

    一枚の葉が散ると云う些細な事から秋を知るという意。食材からも徐々に訪れ来る初秋を感じることが出来ます。スタートは、そんな初秋の訪れの一品。

    紫芋ムース 秋鮭と葡萄のタルタル 才巻海老 大徳寺麩 満月甘栗 

  • 八寸

    観月の宴

    月見の風習は江戸時代に広まり、月を眺めながら豊穣を喜び、宴を開いたそうです。本日の宴には、秋の「出会いもの」を9つご用意いたしました。”出会いも”のとは旬を同じくした山と海の幸がともに美味しくいただける組み合わせのこと。秋の「出会いもの」をお楽しみ下さい。

    鯛かぶら 銀杏と近江蒟蒻の白和え 二色菊花胡桃浸し  柿の酒粕田楽 子持ち落ち鮎の有馬煮 地鶏と蓮根のつみれ 湯葉と生麩の時雨煮 秋茄子と干し海老  秋刀魚小袖寿司

  • 椀物

    水月鏡華

    秋の味覚”松茸”、脂の乗った名残り鱧と合わせてお召し上がりください。大変相性が良く贅沢な味わいをお楽しみいただけます。松茸や名残り鱧を食べ進めると満月に見立てた丸い真丈が現れ、まるで水面に映る満月のようです。

    名残り鱧と松茸 満月黄味真丈 すすき独活 法蓮草    梅肉 柚子

  • 造り

    秋涼三鮮

    戻り鰹と紅葉の様に鱗が赤く染まり脂の乗りも最高のこの時期の鯛を食べ比べでご用意いたしました。柑橘の酸味を生かした「柚子醤油」、昆布の旨味を凝縮したたまり煮がお造りをより上品な味わいに引き立てます。一味違うお造りをお召し上がりください。

    戻り鰹 秋の鯛食べ比べ(湯引き・昆布〆)名残り鱧叩き 妻物いろいろ 柚子醤油 昆布たまり醤油煮

  • 強肴

    トリュフ&和出汁の        マリアージュ

    トリュフの和名は”西洋松露”と言い、収穫までに6~10年かかると言われています。トリュフのその芳醇な香りは蒸気に乗って広がり、黒毛和牛の旨味が溶けだした出汁が秋の王様”松茸”を引き立てます。秋の到来を楽しんでいただく一品です。

    松茸巻き黒毛和牛 舞茸 榎木 菊菜 焼き豆腐 笹垣牛蒡 白滝  ぽんず酢 辛味胡麻だれ 

  • 留皿

    秋麗~あきうらら~

    秋晴れの心地よい気候をイメージしました。 長寿の意味合いを持つ伊勢海老と魚のハーブ「ディル」で蒸しあげた鱧をさっぱりとした和の梅卸し餡と海老の旨味が濃厚なアメリケーヌソースでお楽しみください。

    伊勢海老葛煮と鱧の香草蒸し 水菜 三つ葉 笹打ち葱  南京 パプリカ アメリケーヌソース 梅卸し餡 ライム

  • 食事とデザート

    〆の三月見

    月見と言えば十五夜が広く知られていますが、他に十三夜、十日夜(とおかんや)という月見行事があり、合わせて三月見と言います。〆は球彩三段重できらりの三月見をお楽しみください。

    自然薯月見そば(卵黄醬油漬け) 山葵とろろぎ
    巨峰と梨のゼリー寄せ 白玉おはぎ
    松茸御飯(叩き木の芽)
    西京合せ味噌仕立て 里芋 三つ葉 粉山椒  

※写真はすべてイメージです。内容が変わる場合がございます