先付
春の便り~春一番~
春一番が吹くときは冬型の気圧配置が崩れ気温が上昇する事で、一番に続いて吹く南寄りの強い風を実は、春二番、三番というそうです。スタートは、優しい豆乳ムースにアスパラや楤の芽など芽吹きの品々を織込んだ春一番目の一品です。
アスパラガスと豆乳のムース
才巻海老 白魚梅煮 海胆 楤の芽
モッツァレラチーズ オリーブ桜ジュレ
八寸
花見小袖八寸
花見に女性が着るはでな小袖をイメージしました。季節の海・山・野・田畑の幸など旬の食材を組み合わせ、互いの味や香りをより引き立たせ豊かな味覚、味わいを楽しむ「出会いもの」や蛤は貝殻がぴったりと合うことから、一生添い遂げる仲の良い夫婦にちなんだものなど宴席を盛り上げる品々を取り揃えました。
鯛の子琥珀羹 細魚と筍の青さ海苔和え うるい胡麻よごし
甘鯛南蛮漬け 蛍烏賊と辛子菜の酢味噌掛け 蓬豆腐
蛤クリーム焼き 若鮎の有馬山椒煮 お花見真丈
椀物
桃の節句
桃の木は不老長寿の仙木とされ、とても縁起のいい植物で桃の木の弓で鬼を払う儀式があったそうです。桜蒸しは、緑・白・赤を重ねてあり、長寿・清浄・魔除けの効果と健やかな成長を願っています。相並は、くせのない上品な味わいで口の中でほどけ、皮目からじゅわっと旨味が出てきます。白舞茸のシャキシャキ感と一緒にお楽しみください。
薄葛仕立て
相並桜蒸し 菜の花 白舞茸 桜麩 木の芽
造里
春爛漫三鮮と花見造り二鮮
春先の天然鯛は、ちょうど産卵期であり、身体に栄養が蓄えられ脂ものっていて一番美味しいとされていて秋同様に食すには最高の季節です。また、姫サザエも野趣溢れる磯の香り、身の甘みと歯ごたえが人気の一品。今回は、花見にちなみ変わり造りで黒毛和牛の叩きと酒盗もご用意いたしましたので、あわせてご賞味ください。
天然鯛 生まぐろ 姫サザエ 桜長芋
烏賊酒盗 黒毛和牛叩き
妻物一式 薬味 檸檬醤油 昆布卸し醤油 藻塩
お凌ぎ
当帰はセリ科の多年生植物で主に根の部分が生薬として、漢方薬に利用され血を補ったり、血の巡りや冷えの改善などに用いられます。滋味豊かに仕上げた羽二重とは相性抜群です。
※当帰葉:有馬きらり敷地内の官兵衛古道薬草園にてご鑑賞頂けます。
当帰葉羽二重蒸し
いかなごくぎ煮 当帰葉出汁餡
強肴
天然鯛金泉鍋
旬の時期の真鯛の体には薄いピンクの斑点が現れ桜の花びらのように見える事から、「桜鯛」と呼ばれるようになり、また、鰆も真鯛同様に春を告げる祝い魚として、日本古来から重宝されてきました。そんな2種類の旬の魚を磯の香のある海胆と鰹出汁を合わせた贅沢旨味出汁でご賞味いただきます。
天然鯛 鰆 海胆出汁
乱切り和蕎麦 春菊 水菜 芹 桜大根 蕗の薹 豆腐
留皿
艶陽桃季~えんようとうき~
黒毛和牛は鰹出汁をベースに煮込み、肉は柔らかく濃い肉の味が特徴で、スープは逆にさっぱりと頂ける一品です。また、桜の季節に日本海で捕れる本鱒は、身の色が美しく桜色であることから「桜鱒」とも呼ばれるそうで、冷たい雪解け水が流れ込む河口に暮らすため、脂はのっているが身は引き締まりあっさり上品な味わいです。
黒毛和牛和風煮込み 桜鱒と帆立の低温マリネ.
ベビーリーフ 桃色ソース ライム
お食事
桜エビ御飯
国内では静岡の駿河湾でしか取れない「海の宝石」桜エビ。水揚げされた桜エビは天日干しされ、日光に当てることで香りや風味、甘みが増します。飯器を空けると桜エビの香りがいっぱいに広がる色合いも華やかな炊き込み
ご飯をご堪能ください。
炊き込み御飯
桜エビ 山菜 香の物
<留椀>合せ赤味噌 庄内麩 榎茸 三つ葉 粉山椒
甘味
わらび餅プリン オレンジゼリー
※写真はすべてイメージです。内容が変わる場合がございます